Kosho liset

Kosho Liset

2009年12月25日 11:20

福岡に「喫茶リゼット」というお店が、30年と少し前にオープンした。

マスターは、オープンデッキでFM放送を録音するのが趣味で、大阪万国博覧会での「ジョージ・セル クリーヴランド管弦楽団」実況ライブまでも持っておられた。
モーツアルトの交響曲40番のライブは、 CBSソニーのレコードと比べ、それほど変わってはいなかったが、やはりライブである。少し熱があった。
万を超すオープンリールは、クラシック音楽ファンとしては、貴重な資料と言って良いような感じもする。

ザルツブルグ音楽祭で、ギドン・クレーメルがデビューした時のバッハとか。カラヤン指揮の、ブルックナーの交響曲5番がベルリンフィルで、一週間後のシュベッチンゲン音楽祭では、同じ曲をウィーン・フィルでと…。きりがない。
マスターご自慢の、真空管アンプとタンノイスピーカーで聴かせていただいた。

古本屋の名前は、リゼットにしたかった。当時の友人たちと、喫茶リゼットで楽しく音楽を聴いてた時間を、そのまま古本屋に持ち込みたかったので。








リゼットの意味は、インターネットのお客さんには、このように書いています。

『リゼットは、古くからフランス地方で歌われていたメロディーです。
ハイドンの交響曲85番「王妃」の2楽章に、このリゼットのメロディーが使われています。
また、元気で明るい女の子という意味もあるそうで、絵本児童書を扱う古本屋に良いのではと思い、古書リゼットと名前をつけました』と。



関連記事