昨日は、鹿児島古書籍商組合前組合長「あづさ書店」下園さんのお店に。
カレーのお店『ジャンヌダルク』です。飲み放題付で。
情報誌「Region 25号」を持参
http://www.nijidoku.com/products/detail.php?product_id=408
「つばめ文庫」「BOOKS SMILE AND CDs 」の頁『本屋復権の小さいサイン』は、下園さんも喜んで下さいました。
つばめ文庫さんのイベントご案内です。
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【華麗(カレー)なるインドトークショー】
●10月16日(日) 15:00~16:30頃 於:つばめ文庫
●予約不要です。
●参加費:無料
●駐車場:7台程度
●内容
インド・ネパール等をバックパックを背負って数ヶ月旅をしてきた、二木俊輔さんを
話し手に迎えまして、インドでの生活を中心としたトークショーを行っていただきます。
是非、お越しください。詳しくはブログでどうぞ。
http://tsubamebunko.chesuto.jp/
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さてさて、昨日はちょっとした出会いが。
ブックカフェに置きたくなる文庫本たちです。
こんな本を片手に珈琲はいかがでしょうか。
吉海卓二の本は初めての出会いです。
さらに、ずっと「出会うように」と願っていた、薩摩狂句の幻の冊子たちとも。
ひょっとして、鹿児島に残っている最後の1冊かも。
貴重な冊子たちを眺めています。
いつか、皆様にご紹介します。
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昭和17年1月1日『読書と文献』(第1巻・第2号)
『全国古本屋連合目録』
教育拡充社 (郷土、歴史、他)
鹿児島市上荒田町2159
日新(進)堂書店(鹿児島、他郷土資料)
鹿児島市山ノロ電停前
昭和17年3月11日 『読書と文献』 (第2巻・第3号)
『全国古本屋連合目録』
平田書店 (電気、土木その他雑誌)
鹿児島市西田町162
昭和17年6月10日『読書と文献』(第2巻・第6号)
『全国古本屋連合日録』
平田書店 (歴史、民俗、他)
鹿児島市西田町162
昭和17年 『古書月報』 6月号
全国連合会加盟組合 鹿児島古書籍商組合
鹿児島市束千石町 金盛堂内
昭和17年8月1目『読書と文献』(第2巻・第8号)
『全国古本屋連合日録』
日新堂書店(文学、東亜資料)
鹿児島市加治屋町
昭和17年9月1日『読書と文献』(第2巻・第9号)
『全国古本屋連合目録』
日新堂書店 (大日本史料、同古文書、他)
鹿児島市山ノロ電停前
昭和17年12月14日『読書と文献』(第2巻・第12号)
『全国古本屋連合目録』
日新堂書店 (博物、新聞関係、他)
鹿児島市山ノロ電停前
昭和18年 『古書月報』 9月号
全連新役員 鹿児島 浜田清彦
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鹿児島の古本屋の歴史は、戦前まで来ました。
昭和17年9月1日『読書と文献』『全国古本屋連合目録』に、日新堂書店(大日本史料、同古文書、他)とあります。
大日本史料を鹿児島の古本屋が堂々と目録掲載している事に驚きます。
参考ながら「大日本史料」は、現在400冊ほど刊行されています。
『日本の古本屋』では、既刊揃いで1千万円の価格です。
日新堂書店もまた、堂々とした古書店だったと言えます。
全国古書籍商組合の役員に2人も鹿児島から出ている事について、あづさ書店の下園さんも不思議がっていました。
当時、鹿児島から東京までは汽車で24時間と思います。
会議の招集毎に出かけたのでしょうか。
ところが、昭和18年の古書月報には『全連新役員 鹿児島 浜田清彦』とあって、いったい浜田さんとはどこの古本屋なのか。
実は、日新堂書店のみ店主名が資料に無いのです。証拠が無く謎のままですが戦前を終わらせます。