古本屋の社会貢献
買い取りのお電話が集中する時期です。
古本屋にとってはとても嬉しいのですが、本は溜まるけど現金は去っていく、淋しくも厳しい今日この頃でもございます。
二年に一度は、とてつもない量と質の高い本の買い取りがあるのですが、どうもその気配がないのです。
だから、とりあえず喜入町方面と、市内中心街、仲良しになった「ウルトラ処分」さんの現場に伺う。
喜入町は、悠々自適の方だったようで、素敵な趣味もありましたが、東京から引っ越しで、良い本ばかり処分されたようです。
プロの古本屋が見た後に良書が残ることはない。
1冊「日本珈琲史」があったので、お世話になってます『Nest Coffee』さんにプレゼント。
市内中心街は、古い4階建てのビルでエレベーターなし。でもって場所は4階。
ある芸術ジャンルでは、著名な方。御年85才。
思っていたような本はなかったけど、幸か不幸か、段ボール9箱に収まった。
うち8箱は、トイレットペーパーコーナーでしたが。
段ボール1箱といっても、その1箱は素敵な本ばかりですよ。
お会いしたかったし、こんな時にはやはりお手伝いすべきだと思う。段ボール担ぎ9往復しました。
ささやかながら、古本屋の社会貢献。
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