瀬川洋一郎さんの書き込み

Kosho Liset

2011年05月18日 11:05

鹿児島の郷土誌棚が一杯になり、今朝は早くから整理していました。




かなり前の買い取りです。
薩摩狂句の本や冊子が沢山あって「たいしたものだなぁ」と頂いてきたのです。

それから、かなりの日数が過ぎて「瀬川洋一郎」さんの書き込みに気がついたのです。
(瀬川洋一郎は芸名でしたので気がつくのに遅れたのです)


鹿児島のラジオ、テレビで大活躍された瀬川さんでしたね。
何と言っても『薩摩狂句』が瀬川さんの十八番。

その冊子は、奥の倉庫にしまい込んでいます。
いつか、皆様にご紹介いたします。




先日の買い取り本の仕分け中に、薩摩狂句の本が出てきました。





「三條風雲児」さんの私家版です。

三條風雲児さんの著作に、『薩摩狂句 その歴史・作り方・味わい方』という本が
あります。
これも私家版で、昭和55年が初版。そして、平成3年に再販されています。
しかし、なかなか古本屋に回ってこないのです。

この本をお持ちの方は、大事に保管して下さいね。
薩摩狂句の基本図書ですから。


三條風雲児さんの薩摩狂句です。『 』は、アタシの感想文ですので。


○下を見て暮そも下が余計(よけ)や無(の)し 

『上をみたら際限ないが…』


○税金もかからん父(ちゃん)の頼いなさ

 『…誰のことだ』

○飲ん方(か)てにゃ先祖代々遅刻(ちこ)きゃせじ

 『親族一同じゃっど』

○名の分な美智子じゃっどん煤け(すす)女房(かか)

 『内方(うっかた・妻)もそいごわんど』

○最早(もへ)来たちそいから焼酎(しょつ)を買(こ)け走っ 

『銭(ぜん)はレジにあっけ』

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