2010年04月08日

書物の行方

[書名] 首席秘書官 佐藤総理との10年間
[解説] カバ 小口薄ヤケ少汚れ有 初版 B6
[著者] 楠田実
[出版元] 文芸春秋
[価格] 秘密
[刊行年] 昭和50
[お届け先] 埼玉県

時節柄なのか、こういった本にご注文。
政治というジャンルは、過去の推移を確かめるといった作業のために必要なのだと、今回はヒントをいただきました。


書物の行方

古本屋にまで探求書とされる、鹿児島ゆかりの政治家は「迫水久常」。
戦前戦後の、リアルタイム雑誌に「迫水」の名前が出ていると、古本屋は要注意。
二・二六事件に深く関わった人物でもあります。



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来週は、下記のシンポジウムに参加します。(直リンです。『日本の古本屋』からも入れます)

http://www.kosho.ne.jp/symposium/index.html

講 師

長尾 真 氏     国立国会図書館館長

2007年に国立国会図書館長に就任した長尾真氏は、新たな書籍の流通モデルの試案として長尾スキームを掲げ、国立国会図書館の蔵書の大規模ディジタル化を進めている。


森野 鉄治 氏    大日本印刷株式会社 常務取締役

丸善やジュンク堂といった新刊書店やブックオフのような新古書店を傘下に収め、業界再編を進める大日本印刷からは常務取締役の森野鉄治氏をお迎えする。この2月1日にはは、丸善と図書館流通センターの共同持株会社であるCHIグループ株式会社も設立されている。


高野 明彦 氏   国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター長・教授

高野明彦氏(国立情報学研究所教授)には情報技術の権威としてお話しいただく。連想検索エンジンの開発で名高い高野氏には、情報技術の先端を行きつつ、同時に古書の世界を深く知るという希有な立場の方である。

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長尾真氏の発言は、先日の地元紙に掲載されましたから、読んだ方もいらっしゃると思います。
グーグルのような、アメリカ的発想とは違う、著作権への考え方とデジタル化の進め方など伺えると思います。

森野鉄治氏は、興味津々です。業界再編の具体的発言がありましたら、現場も安心なり心配なり(?)出来ますので。要は『再販制度』の考え方です。おそらく、緩やかにこの制度を変えていかれるとお考えではないかと思っています。
それはそれで、また新しい枠組みのアイデアが出てくるかも知れません。


「『文化』についての、ものの見方」それを、伺えたらと思います。







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Posted by Kosho Liset at 10:47│Comments(0)ご注文品
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