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Posted by チェスト at

2009年11月30日

慈眼寺ガーデンマーケット 終了

これ以上考えられない、暖かく穏やかな天気でした。7千人以上の人出だったそうです。
終日ゆっくりされていた方が多かったですね。



娘が、一生懸命作った段ボールハウス。



クリスマス絵本は、とても喜んでいただきました。



洋書絵本と、紙切れ素材。だんだん在庫が少なくなってきました。



打ち上げ会も盛り上がりました。来年(あるとしたらですが)は区切りの5回目。
子どもたちが喜べる企画もいいねと…。



lisetは、12月6日の「コイキナフリマ」にも参加させていただきます。
『六花窯』さんブログ http://www.minc.ne.jp/~rikkagama/

さてさて、何を準備しようか考えましょう。
  

Posted by Kosho Liset at 15:32Comments(0)古本屋の視線

2009年11月28日

慈眼寺ガーデンマーケット 2

明日の天気は、慈眼寺ガーデンマーケット始まって以来の良い天気になりそうですね。

そろそろ『子どもショップ』のメンバーが、看板書きなどの準備を始めます。

私は、今からテーブルや椅子の準備がありますので会場に行きます。

雑誌は、時間がなくなったので値付けをやめ「100均」にしました。





「イームズ特集」の雑誌とか、「adrenalin」は洋書雑誌。段ボール3箱程度を
準備しました。

ほんとは、12月6日の「コイキナフリマ」(巷で噂ですよ)に出す予定だった
のですが……。

花田春吉さんゴメンよぉ…。

  

Posted by Kosho Liset at 13:12Comments(0)古本屋の視線

2009年11月28日

慈眼寺ガーデンマーケット

いよいよ明日は、『慈眼寺ガーデンマーケット』です。
http://ameblo.jp/jigenji-gm/



イギリス、フランスから連れて帰りました、クリスマスカードを準備しました。



クリスマス絵本も。



さてさて、本はどれを持っていこうか。
後1日、準備にがんばります。



  

Posted by Kosho Liset at 07:02Comments(0)古本屋の視線

2009年11月25日

明日から 福岡へ…

福岡古書籍商組合の組合長様から、理事の会議に出てこい!!と、ご丁寧なお手紙があり。さらに、熊本の古書店さん(あの夏目漱石が、通い続けた古書店ですぞ)からも「鹿児島の状況を教えてくれ」と。こうなったら蛇に睨まれたカエルですよ。

追い打ちをかけるように、メールで「特別市会のため出品よろしく」と。





漫画の相場には疎いので、「遊星少年パピイ」「鉄腕アトム」他数冊。「若人芸術」(昭和30年代のマンガ投稿雑誌。少し珍しいかも)などを出品する予定。あと、郷土誌専門古書店さんも多いので鹿児島の郷土誌も少し。漫画だったらあの『痛快堂』さんが落札して下さるのでは…(甘いかな)。

鹿児島を出て、はじめて住んだのが福岡の街。そこで知り合った友人たちが、音楽好きで読書好きの連中。
何のきっかけだったか、詩人「久坂葉子」の事を知りどうしても詩集を読みたくなった。それが、数年経って福岡紀伊國屋書店の棚にあって、思わず「あっ!」と声を出してしまった。

(欲しい)本に恋い焦がれる、そんな時間をタップリと味わえる時代でした。

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Posted by Kosho Liset at 11:21Comments(1)古本屋の視線

2009年11月23日

掘り起こしの仕事

[書名] 史料纂集 親長卿記 第一~第三
[解説] 裸本 A5
[出版元] 続群書類従完成会
[価格] 秘密
[刊行年] 昭和45年~
[お届け先] 京都

仏教関係の本の注文が、立て続けに。
書名通りの資料。「続群書類従完成会」と妙な名前かも知れませんが、古本屋からすると大変立派な出版社団体です。



宮崎駿監督が「平成狸合戦ぽんぽこ」製作のため、狸の資料を古本屋に依頼したら、神田の古本屋から狸の本がすべて消えてしまったそうだ。

司馬遼太郎にはおかかえ古本屋さんがあり、1つの作品を書くためトラック1台分の資料が、司馬の仕事場に届けられた。

「掘り起こし」は古本屋の大事な仕事。「なんで、こんな儲からない商売を続けてるの?」と聞かれた時の答えでもある。  

Posted by Kosho Liset at 17:08Comments(0)ご注文品

2009年11月22日

奇貨居くべし…だけど

在庫がどんどん回転するならば経営としては良いことなのでしょうが、ワインのように、寝かすと価値が上がる事もある。

要は見極め。

以前、神田の古書店さんにあった本が重要文化財に指定された。写本とか一枚物でなく、一冊の本であるから珍しいケースだった。
ただし、その古書店さんもその本の価値を見極めるため、店の倉庫に50年寝かしていたそうだ。
まさに『奇貨居くべし』

古本屋は常に、この本は持っておくべきか「ツブシ(古本屋用語で廃棄する意)」にするか選択しなければならない(これが結構忙しい)。ぐずぐすしていると、あっという間に店は本で埋まってしまう。
先日は、店の改装もあって約5000冊ツブシた。ちゃんとリサイクルされますのでご安心下さい。



今年は、ちょっとびっくりした買い取りが1回あったので、備忘録というか思い出に画像も1枚。

『出島蘭館日誌』 上中下巻 昭和13年刊 相場は、「日本の古本屋」http://www.kosho.or.jp/servlet/top で見て下さいね。

年を越せる越せないという、ややせっぱ詰まった事も含めると、今週の福岡古書籍商組合の特選市場に持っていこうかな。長崎の古本屋さんも来るし…。

※『奇貨居くべし』は、先輩古書店「庄内書店」さんがアドバイスされた言葉。執筆活動のため鹿児島を離れ、国会図書館まで1時間半の所に住んでおられます。ブログがありますので、是非尋ねてみて下さい。

【海鳴記】http://blog.goo.ne.jp/boat-swain

ただ今、昼食のカライモの皮を家に持って帰ろうとする家来たちに、島津斉彬が「何故」と問いかけたエピソードです。  

Posted by Kosho Liset at 05:26Comments(0)古本買取日誌

2009年11月21日

本の置き方

[書名] 女人成仏
[解説] 小冊子
[著者] 教化研究所 編
[出版元] 真宗大谷派
[価格] 秘密
[当時の定価] 50円
[刊行年] 昭和32年
[お届け先] 名古屋市

本棚は、まあ「ジャンル」別に置く。



電話でのご注文のため、少しお喋りが出来た。買われる方は、ご自身に「テーマ」があるから、
だから本を探す。
古本屋には、「テーマ」別で本を並べている店がある。これが結構面白い。
それは、古本屋店主の素っ裸を見せているようなものだから。
ごくわずか、それに反応するお客様もいらっしゃるからこの商売は楽しい。



この本は、どの棚に置こうかな。「世界史」「宗教」「思想」とか考えたらきりがない。

当店は、とりあえず空いている所に置き、後日きちんと整理します。と、7年間そのまんま…

  

Posted by Kosho Liset at 08:20Comments(2)ご注文品

2009年11月20日

時代を感じる…雑誌

[書名] 国文学 解釈と鑑賞 No595 万葉集 読みの方法・研究の未来
[解説] A五
[出版元] 至文堂
[価格] 秘密
[当時の定価] 750円
[刊行年] 昭和56年

当時の著名な先生方が目次にある。表紙以外には「馬場あき子」「吉本隆明」など。



滋賀県のお客様

都市圏は雑誌の古本がブームになっている。美術やインテリアでなくても、インパクトがある表紙を少し。



表紙は、「建石修志」鉛筆画のよう。連載に「田中千禾夫」「田中一光」他に「生田耕作」「澁澤龍彦」
「中井英夫」…。すごいメンバーです。

表紙の戯曲、寺山修司「青ひげ公の城」山元清多「与太浜パラダイス」は観に行きました。思い出すのは芝居が終わった後、ロビーに寺山修司がつっ立っていて、その近くで、おかっぱ頭の合田佐和子がせっせとサインをしている景気です。

唐十郎の芝居もそうだけど、伝わるのは「時代の熱」だった、と思う。
強烈なサブカル時代でしたよ。



もっとスゴイ時代かな。造改は誤植ではないでので念のため。

  

Posted by Kosho Liset at 14:46ご注文品

2009年11月19日

真剣勝負で負けた話

古本屋業界の用語で「筋が良い」というのがあって、結局は売れ筋という事ですが、古本の買い取りで筋の良い本棚に出会うのはなかなか難しい。

『日本(世界)文学全集』はかなりの数が出回っているので、買い取りの電話はいやと言うほどあります。
しかし、文学全集でも例外はあるもので、筑摩書房の『明治文学全集全100巻』は供給過多になりつつはあるけど、全100巻揃いだったら今でも高い値のする相場になっています。
この全集は「第100巻 別巻総目録」が白眉で、1冊だけでも1万5千円つけても問題はない。以前、東京の古本屋から(古書組合加入店ではなかったので、素性も分からない店だが)「お前の値段は1桁間違っている1.500円で買う」と、古本屋でも知らない輩がいた。
なぜ、総合目録なのに値が張るのか。古本の値段には根拠がある。ネットという便利なものがあるから調べて見たらいいかがでしょうか。(答えが出て来るかな)

鹿児島で明治文学全集に出会ったのはまだ1回だけです。



さてさて、筋の良い本が、1万冊以上もある蔵書家の買い取り話。

本棚が、幅90センチ 高さ180センチだったら200~300冊ほど収まると古本屋は考えますが、この蔵書家は約70本の本棚だった。ひょっとしたら2万冊あったかもしれない。
そして、京都の古書店が鹿児島に来て見積りをするので、お前も見積りを出してくれという事だった。
その古書店は、知る人ぞ知る有名古書店だった。

本棚は「日本の植民地政策」を中心にした全くもっての学術書である。これだけテーマのはっきりした本棚にはまずお目にかかれないので、京都の古書店も丸1日半を費やし、さらに後日提出だったから難しい見積だったと思う。(実は、本に朱線引が1割ほどあったので金額を引き算しなければならなくなり、私もややこしかった)

次に、私の出番になった。都市圏の古本市場に出しても何ら遜色のない本ばかりである。古本屋の癖で筋の良さそうな本が置いてあるところから始めた。予想は出来ていたが、本棚10本であっという間に100万円になった。

さらに、200万円も超えていく中、私の弱点である貯金残高が気になってくる。
結局、「数年かかりますが、委託販売(本を預かり、販売したら支払いする方法)でお願いします」と条件をお願いして見積を続けた。



後日、見積以来された方が「蔵書家の温情で、本は京都と鹿児島と半分ずつ分ける事になりました。で見積については、20万円の差であんたの勝ちだったよ」と。
結局、それは運賃の差なのである。都市圏の市場では、恒に運賃を上乗せして入札するので京都への運賃とすぐ分かった。

ただ、見積については、全国に名だたる古書店と考え方が間違ってなかった事だけが収穫だった。古書業界語で「水は低きに流れるが、本は高き(お金のある方)に流れる」とある、みすみす鹿児島から良書を持って行かれたのだから完敗である。情けない気持ちで一杯になった。早く私の弱点をなくしたいのだが、これが手強いのですよ。  

Posted by Kosho Liset at 18:09古本屋の視線

2009年11月19日

荒々しい人生の

[書名] 八月に乾杯 松本克平新劇自伝
[解説] カ帯 10頁程朱線引有 初版 B六
[著者] 松本克平
[出版元] 弘隆社
[価格] 秘密
[当時の価格]2.300円
[刊行年] 昭和61

「自伝」「人物伝」「日記」は、古本屋にとって大きな柱になるジャンル。
ネットに書棚を公開しているのを見ると「人物」とかわざわざ作っている
古本屋は多い。

人は他人の人生が気になるものだから。



西宮市のお客様へ

店に、荒々しい人生を送ってこられた本がいらっしゃる。



林房雄「獄中記」昭和15年 初版 P123~P130他2カ所削除版
検閲によって(刊行数が多かったのか)頁毎切り取られている。



検閲員に切り取られ、戦争をくぐり抜け、戦後は風呂の焚き物にも選ばれず
(犠牲本は、キンダーブックとか絵本児童書が多いのかも、今となっては貴
重本)そんな本だから大事にしたい。

機会があったら、即売会などで公開したいのだけど、例えば近代文学館だっ
たら「ほぅ!」とか言っていただけるはずだが、即売会にうかつに出品すると、
「この本触ったら皮膚病になりませんかぁ」とか、現代の検閲員に出会わせてし
まう事が良くあるので、店の倉庫でゆっくりしていただいた方が良いのかも。  

Posted by Kosho Liset at 07:32Comments(0)ご注文品

2009年11月18日

古本屋の視線

インフルエンザをもらい、昨日は病院へ。
もっとも古本屋ですので、インフルエンザも旧型でしたが。

今朝方は、薬のお陰で体が楽になり、店に降り(店舗付住宅なので通勤時間11秒)たけど、風邪の特権を思い出し仕事を休むことにした。

初めてのブログ参加で、実は「トラックバック」の意味さえ分からないのです。何でトラックがバックするのだろうか。
おいおい気がついたら修正なり追加します。



読書とは「人それぞれ」なのですが、新聞では、どうしても冊数といった数字で読書が語られてしまう。(著名な方の読書誘いの記事がその役目でしょうが)。つい先日のニュースに、図書館の貸し出しが増えており、1ヶ月で70冊以上読んだ人もいたと。
冊数しか調査できないのはしかたないが、もうちょっと違った書き方が出来ないのだろうかといつも思う。
それで思い出したが、1年少し前の南日本新聞の夕刊に、鹿児島市の図書館長が「図書館の本はタダですから、皆さんどんどん借りて読んでください」と書いてあって思わずのけぞってしまった。ここまで貸し出しPRするからにはたいしたモンですよ。同時期の朝刊に、鹿屋市の図書館長がとても魅力的で、示唆に富んだ文章を書かれていたので余計そう思った。



私の店で買った1冊を3ヶ月かけて読了した学生さんがいた。もちろん難しい本である。
1ヶ月で70冊読んだ人と、0.3冊読んだ学生さん。読書とは全く「人それぞれ」です。

しかし、2人の部屋の本棚には絶対の違いがある。何も残らない本棚と、1冊の素敵な本が1冊増えるこの差には古本屋は敏感である。
  

Posted by Kosho Liset at 16:40Comments(0)古本屋の視線

2009年11月18日

白洲正子

[書名] 花
[解説] カバ カバ少スレ有 重版 B5
[著者] 白洲正子
[出版元] 神無書房
[価格] 秘密
[当時の定価] 3950円
[刊行年] 平成2年第3刷 初版は昭和55年 

白洲正子の少し珍しい本。花と器の写真集。先月、情報誌「クラウド」さんの(http://www.crowd.ne.jp/)取材の時、選んだ本でした。価格はそこに
書いてありますよ。



今日、東京のお客様に。


白洲正子の書籍で、長く刊行されているのがこれですが。



初版は昭和32年。画像は昭和43年第7刷。今、新刊書店で見る装丁と、この
装丁と比べてどうでしょうか。
新刊書店さんに行って、見比べて下さい。

古本屋は、どうしてもこっちの装丁が良いと思ってしまうのですよ。
  

Posted by Kosho Liset at 10:43Comments(0)ご注文品

2009年11月18日

時々、驚きます

若いカップルが、おばあちゃんのものですと持ってこられた。
1970年中頃のレコードが40枚ほど。

趣味の良いレコードばかりで、鹿児島にこのような方がおられた事に感激する。
「カスリーン・フェリアーの芸術」は、これは私の愛蔵版にします。
いつか、(まともな)レコードプレイヤーを買おう。
後は、中世ルネサンスのレコード。大好きなダウランドの曲集とか。



しばらくは店で聴きますので、興味ある方は遊びにおいで下さい。  

Posted by Kosho Liset at 07:04Comments(0)古本買取日誌

2009年11月17日

長期不良在庫が…

[書名] 東アジア琴筝の研究
[解説] 函 初版 A五
[著者] 三谷陽子
[出版元] 全音楽譜出版
[価格] 秘密
[当時の定価] 1万円
[刊行年] 昭和55

「公費」注文。図書館とか大学。
「琴」と「筝」の歴史と奏法がとても詳しく書かれている。

8年前、東京の古本市場で落札した一山に混ざっていた。
学術書だからいつかは売れると思いつつ、「やっと注文がきた」
という感じ。

気長に、のんびりと待つ商売なのです。



  

Posted by Kosho Liset at 06:42Comments(0)ご注文品

2009年11月16日

表表紙と裏表紙のギャップ

[書名] 諸国追分節
[解説] 初版 文庫
[著者] 歌曲同好会
[出版元] 春江堂
[刊行年] 昭和4年
[販売価格] 秘密
当時の定価十五銭

表表紙は、分かる。


これは裏表紙。


昭和初期の本は、時としてシュールな装丁に出会うけど追分節ですよ。

明日、北海道のお客様へ。
  

Posted by Kosho Liset at 17:38Comments(0)ご注文品