2011年10月19日

大量蔵書買取り中…腰が

鹿児島市内のお医者様宅

読書センスは抜群で、書斎の本は数年前、個人全集など1度持って帰ったのですが(凄い冊数でした。下村寅太郎著作集、ルソー全集など)
そこから、奥の本が見え始め「鹿児島でも数本の指に入るかも」と思っていました。


奥様とも久しぶりにお会いして「余命宣告受けてから、でも、それから元気が出だしたのですよ」と。


ご夫婦の会話が面白くも、少し切ない。

「あなたが死んでからでも(蔵書処分しても)良いでしょう」
「本は、廻った方がいいんだよ。オレの本を若い連中が読むのもね」

奥様は、先生を本棚の前に立たせて、携帯カメラで写真を何枚も撮られました。
そして、私が紐で縛った本たちも。


先生は次々に、指示を。

「漢詩は残してくれ(普通ではありませんよ。江戸期刊行の漢詩など)」
「そうだなぁ。ラテン語はまだ勉強しようかな」


「階段奥の本棚は、解体して持って帰ってくれ」


「オレが録画したオペラのビデオも持って帰ってくれ…嬉しいだろう」
「LPレコードのバッハ全集は、お前が聴け…」
「バロック以前のCDもだ」
「……………」

昭和一桁の男の心意気が伝わってきました。



昨日は、洋書の美術関係や、洋書のカッコイイ復刻版、そして大型本を車に積んで2往復。


その間、先生と奥様は散歩に。私は留守番兼本の片付け。

「近所の『緑館』さんに行かれたら」とお話ししたら、本当に緑館さんまで行かれたそうで。
お二人とも、緑館さんの雰囲気にとても喜んで下さいました。
今度は手弁当で行こうとも。

『緑館』さんブログです

http://midorikann.potika.net/


明日から、本格的に持って帰ります。

山形屋MONOフェア以来、少し腰が痛く昨日は腰をかばいつつでしたが、
階段30回ほど往復。


書斎が2階なので、一体何往復になるのでしょうか。

本の冊数からして、電卓では200回と………




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Posted by Kosho Liset at 08:31│Comments(0)古本買取日誌
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